例えば、サイトの中のある1コーナーが充実して、そのコーナーをドメインの異なる一つの独立したサイトにする場合のメモです。もしも自分で契約しているレンタルサーバでブログやサイトを運営している場合、コーナーを独立させるときの参考になればと思います。
※下記に記しているのは、検索エンジンに登録されている旧URLのページへアクセスしたユーザーへの対策です。
コーナーを独立させた後しばらくの間、検索エンジンには、旧URLが登録されたままになります。そこで、新しいURLを告知するのですが、その方法として次の2つが考えられます。
旧ページをそのまま残してすべてのページのヘッダ部分で新しいサイトを告知する方法と旧ページにアクセスしたときに自動で新サイトへ移動させる方法です。
前者はページ数が少なく、各ページの更新も頻繁でない場合に、有効な手段となります。
一方、後者はページ数が例えば50ページ以上といった大量なページ数があり、それぞれのページも新サイトで大きく更新・整理される場合に適していると思います。(50ページ以上のすべてのページの処理をする時間を短縮でき、新しく更新・整理された情報を新サイトで提供できるからです)
●では、前者の処理方法ですが、次の4つが挙げられると思います。
1.ページのヘッダ部分(上部)に「新しいサイトがオープンしました。今後このコーナーの情報は*****(←リンク)にて提供いたします。」といった告知を貼り付ける。
2.しばらく1.を表示した後に自動で新サイトに移動させる場合は、metaで記述。
※下記は5秒で http://www.newaaasite.jp/ へ移動する時のサンプル。
<meta http-equiv="refresh" content="5; url=http://www.newaaasie.jp/">
3.cgiやphpなどのファイルが複数ある場合、locationでの移動も可能。告知のある初期画面を表示した後、アクションするとlocationで新サイトへ移動など。
※この方法は、cgiなどの掲示板において膨大なページ数となっている場合、後者の方法にもなります。(locationでは旧URLのページを表示せずに瞬時に移動でき、ブラウザの戻るボタンを押しても旧URLへ戻れないという特色を抑えておく)
4.ssiやphpを利用している場合は、1.や2.の情報ファイルを外部に用意して、それぞれのページにそれをインクルードさせる。(間違えた場合や設定を変更する場合、1枚のファイル修正ですべてのページに反映される)
●後者の方法は、サーバの設定で可能となります。
※.htaccessが利用できるサーバ向けの方法です。
例えば、 http://www.sample.jp/ というサイトの http://www.sample.jp/aaa/ 以下の****.htmlというページにアクセスすると、新しいサイト http://www.newaaasite.jp/ に移動させる場合は下記の通りです。
http://www.sample.jp/ 内の.htaccessに下記の1行を加えてください。
RedirectMatch permanent ^.*\.html$ http://www.newaaasite.jp/
これで、ユーザーが旧サイトの http://www.sample.jp/aaa/****.html というファイルにアクセスすると、http://www.newaaasite.jp/ へ移動します。
これらは、サイトを引越しするときにも使えると思いますので、その場合にも参考にしてみてください。